肌を刺激しやすい成分というものがあり、刺激成分を極力排除して作られたのが「低刺激性化粧品」です。
肌を刺激しやすい物質の代表が、界面活性剤です。
肌を刺激しやすい物質としては界面活性剤のほか、防腐剤、色素、香料などがあります。
ただし、これらの物質がすべて実際に肌を荒すかどうかは、個人差があります。
また、「低刺激」という用語を過信するのも危険です。
ニキビなどで肌の調子が悪いのに、低刺激性化粧品を使っているから大丈夫と思い込んではいけません。
低刺激性と表示されている化粧品でも、成分を見ると、とても低刺激とはいえないものが含まれていることがあるからです。
たとえば、アンチエイジングや美肌などの効果をうたっている化粧品は、多くの場合、肌への刺激成分が多く配合されています。
見分けるポイントの一つは、含まれている成分の種類の多さです。
含まれている成分が少ないものの方が、低刺激といえます。
ちなみに、「低刺激性」という表示に、現在基準はありません。
ニキビなどで肌の調子が悪いときのスキンケアは、なるべくシンプルに、洗顔と保湿のケアだけにするとよいでしょう。