ニキビと嗜好品

ニキビと嗜好品

人は、精神的なストレスの多い生活をしていると、コーヒーやアルコール、タバコなどの嗜好品で気分を紛らわそうとしがちになります。

これらの嗜好品そのものの刺激もニキビに良くないのですが、体内に入った嗜好品が今度は、体にとっての新たなストレスとなってしまうことがあるのです。

ストレスがかかると、大量のビタミンCを消耗します。

ビタミンCは、体の抵抗力を高め、皮膚などの組織の修復に非常に重要な働きをします。

どのくらい傷ついた体にとってビタミンCが大切かは、外科手術のあとでビタミンCを投与することでもわかります。

つまり、ビタミンCがコラーゲンというタンパク質の合成に働きかけて、手術の傷口を治すのに役立つのです。

ニキビも皮膚にとっては、傷のようなものです。

したがって、ニキビを早く治すには、十分なビタミンCの摂取が必要となるのです。

また、嗜好品はビタミンCを消費する以外にも、ニキビへ悪い影響を与えます。

まず、体にとって一種の害が入ることで、肝臓の機能が低下します。

肝臓の処理機能が低下すると、その分だけ皮脂腺からの皮脂の分泌が高まり、ニキビ悪化に拍車をかけます。

さらに、肝臓の持つ解毒作用が弱くなるので、皮膚の細菌に対する抵抗力も格段に落ちるので、ニキビにとっては二重のダメージになるのです。

したがって、ニキビを改善するには、嗜好品をなるべく控え、ビタミンCの多く含まれた食品を積極的に摂るように心がける必要があるといえます。

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