ニキビと日焼け・SPF


ニキビと日焼け

日焼けは、一種のやけどです。

ひどい日焼けは、肌のシミやシワの原因になるだけでなく、日焼けによって皮膚が厚くなるため、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビをひどくさせてしまうのです。

したがって、ニキビのできている人が、肌を真っ黒に焼くのは、絶対に避けるようにしてください。

ニキビ肌は、非常に敏感です。

強すぎる刺激は、ニキビには禁物なのです。

ニキビの肌を真っ黒に焼き、カサカサにしてしまうと、ニキビが治るまでに相当な時間がかかってしまいます。

ニキビの大敵日焼け防止のSPFとは?

ニキビ肌にとって、日焼けは大敵です。

日焼け止めにはSPF値が記載されていますが、このSPFとはいったい何でしょうか?

SPFは、「Sun Protection Factor」の頭文字をとったもので、日本語に直訳すると日光防御指数ということになります。

SPFは紫外線のB波の防御能力を表す指数として、世界的に用いられています。

たとえば、SPF2の日焼け止めを塗ると、紫外線B波の影響を受けるまでの時間を、何も塗らないときと比べて2倍に延ばすことが可能になります。

夏の日光の下では、紫外線B波の影響で、約20分で肌が赤くなるといわれていますが、SPF2の日焼け止めを塗っておけば、その時間を40分に延ばすことができるわけです。

現在では、SPF値は1~50までで表示され、50を超えるものは50+と表示されています。

このようにSPF値が高いものの方が日焼け防止効果が高いので、どうせ使うのであればSPF値が高いものを、と考えてしまいがちですが、実は、日焼け止め効果が高いものは、肌への負担が大きいのです。

また、SPF値だけでなく、日焼け止めを塗る量によっても肌への負担が違ってくるので、顔であればティースプーン半分位が標準使用量といわれています。

ちなみに、日本皮膚科学会では、日常での使用では、SPF20程度のものを推奨しています。

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