美肌をつくる栄養素というと従来ビタミンCが有名でしたが、最近の注目は「アミノ酸」です。
人間の体はタンパク質でつくられています。
このタンパク質は、アミノ酸から構成されています。
肌にはりを保つコラーゲンはアラニン、グリシン、プロリンなど、エラスチンはロイシン、イソロイシンなど、すべてアミノ酸から作られています。
また、アミノ酸は体そのものだけでなく、代謝のリズムを整えるという働きもあります。
したがって、アミノ酸は、新しい皮膚が生まれたり、皮膚の皮脂分泌バランスを正しいリズムに整えるには不可欠の物質といえるのです。
基本的なアミノ酸は、20種類ほどが知られています。
アミノ酸のうち体内で合成されず食事から摂取しなければならないアミノ酸を必須アミノ酸といいます。
必須アミノ酸は、リジン、ロイシン、イソロイシン、バリンなどのアミノ酸で、全部で9種類があります。
これらの必須アミノ酸は内服しても良いのですが、皮膚への作用を期待するならば直接皮膚に塗布するのが効果的です。
しかも、イオン導入を行うことで、アミノ酸効果はさらに高まるといわれています。