ニキビの原因は、決して単一なものではありません。
ニキビの原因としては、内分泌異常、毛包内の常在菌の存在、高脂肪食や高糖質食のとりすぎ、ストレス、ビタミン不足、肝機能障害、脂質や糖質の代謝異常、胃腸障害、化粧品の使いすぎ、細菌感染などが一次的、二次的な要因となりえます。
また、ニキビの多発する家系、または、ニキビの発症がみられない家系が存在することから、毛包脂腺系に対する性ホルモンの感受性が遺伝によることは確実といわれています。
つまり、ニキビを患っている人には、遺伝的な脂漏素因(脂性の肌になる傾向)と後天的な要因の二重の要因が作用しているといえます。
ニキビを発生させる一次的原因は内分泌の異常ですが、その他にもいろいろな内的・外的原因が作用して起こるのが、ニキビという皮膚の病気です。
したがって、ニキビ治療の方法も、種々の面にわたり多くの治療法が開発されています。
したがって、ニキビの治療法を何か一つ行えば、必ずニキビが治るというようなものではありません。
ニキビはいろいろな要因が原因となって発症するので、ニキビの治療においても、いろいろな工夫を重ねていく必要があります。